ピロリ菌の検査から除菌まで 藤吉内科消化器科医院は消化器の専門医院です。

アトピー、花粉症、ぜんそくなどのアレルギーと呼吸器疾患を西洋薬と漢方薬で効果をあげています。

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所在地

医療法人 朋仁会
藤吉内科消化器科医院
住所:〒830-0070
福岡県久留米市大善寺南1-14-1
TEL:0942-51-3007
FAX:0942-51-3067
最寄り駅:西鉄大善寺駅
   徒歩0.5分

駐車場完備 15台

診療科目 消化器科胃腸科 アレルギー 内科小児科生活習慣病 漢方診療 在宅医療 在宅医療、訪問診療 在宅医療、往診 漢方のよくある質問

ヘリコバクター・ピロリ(ピロリ菌)

ピロリ菌ってなに?

 ピロリ菌なんてかわいい名前がついていますが、正式名は’ヘリコバクター・ピロリ’といいます。 ヘリコとは「らせん」とか「旋回」という意味、ヘリコプターのヘリコと同じです。ひげの部分を回転させて移動します。バクターとはバクテリア(細菌)。ピロリとは胃の出口(幽門)をさす「ピロルス」からきています。べん毛を持ち、胃の中を移動するバクテリアがピロリ菌なのです。

 ヘリコバクター・ピロリ菌は胃粘膜細胞と粘液中に生息しています。この菌は、ウレアーゼという酵素をだし、尿素をアンモニアと炭酸ガスにかえています。このアルカリ性のアンモニアで、強力な酸である胃酸を中和して胃の中に存在しています。
 中高年に感染率が高く、特に胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃炎の患者さんの感染が多く、十二指腸潰瘍の患者さんではほとんどが感染者と言われています。

ピロリ菌は胃・十二指腸潰瘍の真犯人?

 胃の壁を傷つけ、胃の守っている粘液を減らし、酸の攻撃を受けやすくしてしまうので、胃炎や消化性潰瘍を発症させる要因になります。ピロリ菌が胃壁に取り付くと細胞を弱めてしまう毒素を出し始めます。すると菌をやっつけようと血液中の白血球が付近に集まります。両者の戦いが大きくなると、胃粘膜の消耗を早め、粘膜が炎症を起こして胃炎になったり、胃や十二指腸の粘膜が深くえぐられて消化性潰瘍になったりすると考えられます。

胃の中のピロリ菌

ピロリ菌発見に2005年ノーベル医学生理学賞を受賞

 西オーストラリア大学のロビン・ウォーレン名誉教授とバリー・マーシャル教授がヘリコバクター・ピロリ(ピロリ菌)を発見し、2005年のノーベル医学生理学賞を受賞しました。 当時、ロイヤルパース病院の病理医だったウォーレンは1979年、胃炎患者の胃粘膜に小さな曲がった未知の細菌(ピロリ菌)を発見。その後消化器内科研修医マーシャルとの共同研究により、100人の患者の組織を調べた結果、胃炎や胃・十二指腸潰瘍患っているほとんど全ての患者でピロリ菌を確認しました。そして試行錯誤の末、1982年にはピロリ菌の分離培養に成功しました。マーシャル自身がピロリ菌を飲む実験により急性胃炎が起こることを確かめたエピソードは有名な話です。
 それまで消化性潰瘍などはストレスや生活習慣が主たる原因と考えられておりましたが、これにより、胃炎や胃・十二指腸潰瘍はピロリ菌の感染が引き金になることが明らかとなりました。この発見はピロリ菌を除去する除菌治療へとつながり、再発を繰り返す胃・十二指腸潰瘍の治療に革命をもたらしました。

ピロリ菌と疾患について

 ピロリ菌に感染したからといって、潰瘍や胃癌が必ず発症するわけではありません。 しかし、感染したほとんどの人に胃炎がおこります。除菌しない限り、ピロリ菌は胃の中にすみ続け慢性的炎症が続き、胃の粘膜を防御する力が弱まり、ストレスや塩分の多い食事、発癌物質などの攻撃を受けやすい無防備な状態となります。

ピロリ菌の除菌について

 ピロリ菌の除菌は、薬を服用して行います。除菌療法で用いられている薬は、胃酸の分泌を抑える「プロトンポンプ阻害薬」と、抗菌薬の「クラリスロマイシン」、「アモキシシリン」です。この3種類の薬を1日2回、7日間続けて服用します(1次除菌)。その4週間後以降に除菌に成功したかどうかを検査し、除菌できていなかった場合には2次除菌が行われます。
 現在は、1次除菌での成功率は75~85パーセントです。除菌がうまくいかない人に多いのは、ほかの病気でこれらの薬を使用したことがあり、薬に対する耐性菌(抵抗力のある菌)を持っているケースです。この場合、2次除菌はほかの薬を用いて行います。
 除菌療法中は薬の副作用により軟便、下痢、味覚異常といった症状が起こることがありますが、そのほとんどは程度が軽く、除菌療法が終了した後には消失します。ただし、湿疹や血便が現れた場合はすぐに医師に相談してください。

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