保険適用の漢方治療を症状に合わせて処方します。主にアトピーやぜんそくなどアレルギーの方はご相談ください。

消化器科/胃腸科、アレルギー/呼吸器科、内科、小児科、漢方(東洋医学)特定検診、保健指導、健康診断、予防接種、理学療法、在宅医療あり)大善寺駅から一番近いクリニック

所在地

医療法人 朋仁会
藤吉内科消化器科医院
住所:〒830-0070
福岡県久留米市大善寺南1-14-1
TEL:0942-51-3007
FAX:0942-51-3067
最寄り駅:西鉄大善寺駅
   徒歩0.5分

駐車場完備 15台

診療科目 消化器科胃腸科 アレルギー 漢方診療 生活習慣病 在宅医療

漢方のQ&A

 漢方のついてのよくある質問を記載しています。

A1.漢方薬とは

 古来、自然界から薬としての効果があったもので簡単な操作を加えたものが生薬です。現在の漢方薬はこの生薬を数種類ブレンドしエキスを抽出し顆粒状にしたものです。漢方薬とは主に草根木皮を原料に複数の生薬を組み合わせて作られた薬方のことなのです。針灸、気功などもありますが一般的には薬物療法のことを漢方といいます。

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A2.漢方は伝統がありますね。

 今から約2000年前にはすでに中国において漢方薬は体系づけられ、傷寒論としてまとめられていました。おそらくはさらに古く3000年の歴史はあるのではないでしょうか。これまでに多くの患者さんに処方されてきました。日本の漢方は6世紀の前半に中国から伝わったものが、江戸時代に傷寒論をお手本として日本独自に発展したものが現在に伝わっています。古方といいます。

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A3.漢方薬が効果のある病気にはどんなものがあるでしょうか。

 おおまかに次のような場合によく用いられています。
1)術後の体力低下、虚弱体質にともなう病気や症状
例えば、体力増強、免疫力回復、胃腸障害、イレウス、貧血、食欲不振など
2)ストレスで悪化する病気
例えば、心身症、自律神経失調症、不眠、神経症など
3)高齢者疾患
例えば、腰痛、膝痛、坐骨神経痛、排尿障害、前立腺肥大症、足腰の冷え、慢性疲労
4)生活習慣病
例えば、高血圧、糖尿病、慢性肝炎など
5)アレルギー性疾患
例えば、花粉症、鼻炎、気管支喘息、咳喘息、アトピー、湿疹、蕁麻疹など
6)慢性的な痛み
リュウマチ、ムチ打ち症など
7)女性の病気
月経不順、月経痛、冷え性、むくみ、頭痛、更年期障害

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A4.漢方の診察法はどのようにされるのでしょうか。

 視覚から望診、聴覚と臭覚による聞診、話を聞く問診、手で触れる切診と4つの方法で漢方の診察をします。そして漢方の診断である証を明らかにします。当院には漢方製剤(保険適用)が約100種類あります。証を決定し、古来からの言い伝え、西洋医学の診断を加味して多数の漢方薬の中からその人に最適なお薬が決定されます。

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A5.漢方は西洋医学とは異なる診療と聞いております。

 A4で述べました漢方の診察により漢方医学的な診断である証が決定されるわけです。具体的には身体全体の病気に対する反応の質でありすべてを統括する概念である、陰陽。病気に対する反応の量的状態である虚実。病気の位置である表裏。病態が寒か熱か病気の性質である、寒熱。気血水(生命活動をする上で必要なエネルギーを気、生命活動する上で必要な物質であり全身の組織や器官を滋養する血、生命活動する上で必要な体液成分で身体を潤し円滑にする水)、六病位(傷寒論では病気のステージを六段階に分類している)といった尺度を統合して証が決定されるのです。漢方では生命体にやどるエネルギーである気を重視しています。心の異常が体に影響するという考えでありこれを心身一如といいます。西洋医学的な臓器の機能とは全く別で、身体のさまざまな働きを心身一如の機能単位としてとらえられます。また、中国では古来、医薬品も食事も源は同じといった医食同源という思想があります。

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A6.漢方は長く服用しないとその効果がわからないと聞いております。

 慢性の難治性疾患の場合には長期間の内服を必要とすることも多いですが、例えば、風邪の漢方薬は待合室にて服用中に効果がすぐにでることもあります。漢方の香りや味を気に入ってもらった場合は漢方薬が合っている時です。こんな時は短期間の服用で効果があります。当院では一般的には2週間で漢方の効果を判断しております。効果を出すためにお薬の服用方法のご指導、変更や追加が必要なこともあります。

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A7.漢方薬はいろんな病院で最近よく処方されています。

 最近、漢方薬が保険適用となり、西洋医学一辺倒であった大学医学部でも漢方の講義や実習が行われるようになりました。漢方薬の作用機序が大学や研究所で詳しく研究され、しだいに科学的な機序も明らかになりつつあります。高齢者の増加と慢性疾患の増加も相まって多方面に作用し、心身一如の漢方薬はしだいに浸透しています。高齢化の進む日本において漢方薬はなくてはならないものになるでしょう。

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A8.漢方薬と民間薬のちがいは。

 漢方薬は数種類の生薬を組み合わせて用いられます。成薬の配合量や薬用量も規定されています。主に証を診断して処方されています。一方、ドクダミやゲンノショウコなどの民間薬は昔から民間に伝わった使い方で、多くは一種類の薬草を用いています。民間薬はひとつの病名や症状を対象にしていることが多いです。

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A9.漢方薬のできる工程は。

 ツムラ茨城工場では、漢方薬の原料となる生薬の約80%が中国、残りは東南アジアや韓国、日本国内で採れたものから漢方エキス剤を製造しています。工場搬入前に残留農薬や成分の分析が行われ低温の倉庫に一時保管されます。次に切栽機により適度の大きさに刻まれ漢方薬の配合比に合わせて調合されます。大型の抽出タンクにて煎じ、残渣を分け抽出液の水分を蒸発させて濃縮液とします。この濃縮液は瞬間乾燥され冷却の後に粉末となります。このようにして漢方エキス顆粒はつくられているのです。原料となる生薬は天候、産地により品質のばらつきが生じやすく、産地の国内事情で生薬の値段も変動しやすいとされています。エキス顆粒製剤を開封後は湿気、高温、直射日光には十分な注意が必要です。原料である生薬の確保が現在の重要課題となっています。

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A10.漢方薬は保険がききますか。

 現在、148種類の漢方エキス剤が保険適用となっております。多くの病気や症状に対応することができます。当院ではこの保険適用の漢方エキス剤のうち約100種類を採用しております。当院の流派は古方であり傷寒論を基礎とし、単独あるいは2種類あるいは西洋薬との併用をいたします。

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A11.漢方薬と西洋薬とのちがいは。

 西洋薬の多くは有効成分が単一で切れ味が鋭く感染症や高血圧症には大変有効です。一方、漢方薬は複数の生薬が多くの有効成分を含んでおり単独でもいろんな作用を持っています。したがって慢性疾患や全身的な病気に対して有効です。漢方薬は西洋医学的にも同じ診断名の人が複数いても、その人に合った処方をするので、異なる漢方薬の処方となることも多いわけです。

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A12.漢方エキス剤はお湯に溶かして飲んだほうがよいのでしょうか。

 漢方エキス剤をお湯に溶かすと煎じ薬として服用するに近くなります。このとき味や香りを味わいながら服用することになります。この味や香りが漢方薬の効果を高めることが実験でも確認されています。漢方エキス剤の名称で湯のついたものはもともと煎じて服用したものでありお湯で溶かして服用をお勧めしています。

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A13.小児への服用法について。

 一般的にはお母さんが手を良く洗い漢方エキス剤の顆粒を濡れた指につけ小児の顎の内側につけて水やジュースを与えるとうまくいくようです。シャーベット、ヨーグルト、ゼリーとなどと一緒に飲ませると味覚が鈍麻して服用しやすくなります。あるいは漢方薬を溶かして冷蔵庫でシャーベットにして与えても良いと思います。小児の嘔吐下痢症ではツムラ17五苓散の座楽を作成し効果をあげています。また、アトピーの治療で漢方入浴剤も予約にて作成いたします。小児にもよく使う漢方薬もいく種類か知られています。

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A14.高齢者で注意しなければいけないことは。

 高齢者は診断、治療が困難で症状の軽減が主な治療の目的であったり、生理機能が低下し薬に対する反応の個人差が大きく副作用が出やすい、病気が多臓器に及ぶ、心身医学的配慮が必要なことが多いといった特徴があります。そこで、体を温める、体力や気を補う、水分を補う漢方薬が必要となります。そこで、漢方的に証を診断し、多方面の作用と心身相関の作用のある漢方薬の出番となるのです。処方のさいには経過をみながら少量ずつから始めます。高齢者には漢方薬はやさしい薬です。

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A15.妊娠中に注意しなければいけないことは。

 特に妊娠2ヶ月までは胎児が敏感な時期であり慎重な処方が必要です。生薬で大黄や附子を含む漢方エキス剤は使用しません。安胎のためツムラ23を処方することはあります。

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A16.漢方薬は効果に個人差がありますがどうしてでしょうか。

 漢方薬には西洋薬以上に効果に個人差がみられます。漢方薬が消化管で吸収され、体内に分布し、代謝、分解を受け作用し、腎臓や肝臓から排泄されるといった複雑な過程を経て効果をだしているのです。漢方薬を構成する生薬の大半は体内で代謝、分解を受けてから作用する配糖体(プロドラッグ)です。この生薬を分解するのは少数派の菌(資化菌)でこの菌は個人差が大きいといわれており、漢方薬の効果に個人差のみられる原因のひとつと考えられています。

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A17.漢方薬の副作用や禁忌について。

 小柴胡湯の長期服用で発熱、咳、呼吸困難が出現し間質性肺炎を来した症例、甘草を含む漢方薬の服用により血圧上昇、低カリウム血症、脱力感、痙攣といった偽アルドステロン症、ミオパチーがよく知られています。その他には麻黄を含む漢方薬で動悸、胃腸障害、狭心発作、尿閉。大黄を含む漢方薬で腹痛、下痢。附子を含む漢方薬で動悸、のぼせ、舌のしびれ、むかつきなど。さらに、小柴胡湯においては1)インターフェロン製剤投与中2)肝硬変、肝癌3)慢性肝炎で血小板10万/mm3以下の場合は禁忌です。また甘草を含む漢方薬では甘草2.5g/Hを超えアルドステロン症、ミオパチー、低カリウム血症への処方は禁忌です。

参考文献
1,JJNスペシャル 絵でみる和漢診療学 寺澤 著
2,漢方治療のファーストステップ 松田 著
3,漢方のツムラ ホームページ
4,小太郎漢方製薬株式会社 ホームページ

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